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カルカヤマコト「Black & Browny」




徹夜作業が終わって、何となく時計をみた。
「げっ! 7時だよ!!うわー!
今日の夕方までには原稿上げないとならないから…
午後イチには起きて…zzz…。」
いつの間にか睡魔に呑みこまれていた。

ピンポーンー! ピンポン!! ドンドン!!
「百式さん!!」ドンドン!
ピンポン!ピンポン!
「百式さーん!!」

…んーっ!だれにゃ…?
ドンドン!「宅急便です!!百式さーん」ドンドン!!
くーっ!!一回チャイムを鳴らせば解る!(怒)
頼むから、もう少し爽やかに起してくれ!!
こっちは今さっき眠りについたばかりなんだから!!
宅急便のおじさんには想像も着かないような
生活を送っている自分を棚に上げ、
不愉快極まりない顔で荷物を受け取る…。
(おじさんいつもゴメンね!)

再び、時計に目をやると午前9時30分…。

手にした包みは毎週木曜日に届く、
番組で音源協力して下さっている某CD流通会社から。

もう少し寝ようか…。

ふとそんな思いがよぎったが、包みを開け送られてきた資料に目を通す。
様々な名前が連なる中、 「カルカヤマコト」の文字がダイレクトに脳に突き刺さる。
どうしても気になり、デッキにCDをセットした。

レゲエ…。

誤解を恐れずに言うなら、百式Rはジャパニーズ・レゲエは嫌いだ。
というより、ひと頃の日本のレゲエブームがトラウマになっているのかもしれない

確かにいいジャパニーズ・レゲエのアーティストもタクサン知っている。
しかし、あのレゲエブームでSoul(レゲエの場合、ラスタか?)の
無い作品が乱発され、ある種、ファッション的なムーブメントになってしまった。
もっとも、ラジオディレクターを生業とする、
少なからず、自分にも責任があるが…。

…また、話が横道にそれてしまった…。

「black & Browny」…。
ジャマイカ人&日本人と言う意味らしい。
このタイトルこそ彼女の真髄だと言う。
確かにすごい…。

理屈じゃない何かがCDと言うメディアを通して伝わってくる。
更に資料に目を通す…。
高校卒業と同時に単身ジャマイカに渡る。
現在もジャマイカで活躍中…。

現在21歳…。

果たして、百式Rが21歳の当時そんな度胸があっただろうか?
そんな事をふと考えたりした。
それが、レゲエのSoulいや、ラスタなのだ。
かつて、英国の植民地とされたジャマイカ。
アフリカから強制的につれてこられた奴隷たちが、
母国を思い歌ったのが本来のレゲエ。
(もっとも、彼女の場合、強制的に連れて行かれたワケでも、
奴隷にされていたワケでもないが。)

母国を遠く離れて、歌う彼女の声にはラスタがある。
現在は日本でも活躍している。
日本にいる時は、第二の母国ジャマイカを思い歌っているのだろうか?
 
あっ…。宅急便だ。今日は爽やかに応対しよう。


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